「未来のミライ」読了。

細田守著「未来のミライ」読了。映画を見る前に買っていた小説版を読んだ。 監督本人が著者なので、もちろん内容は映画と同じ。でも、いちばんの収穫は主人公の「くんちゃん」の名前が分かったこと。太田訓(おおた・くん)という名前なんだって。「くん」と…

今日買った本。

以下、新刊書店で買った本。 ■村田沙耶香著「コンビニ人間」(文春文庫)・・・薄いわりに580円(税別)もする。もうちょっと安くしてほしい。コンビニ人間 (文春文庫)作者: 村田沙耶香出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/09/04メディア: 文庫この商品を…

「我が家のヒミツ」読了。

奥田英朗著「我が家のヒミツ」(集英社文庫)読了。「家日和」「我が家の問題」に続く、家庭内の小さなドラマを描いた短編集。 今回は不妊でプレッシャーを感じている夫婦、出世争いに敗れた中年サラリーマン、妻に先立たれた父親を持つ息子などが主人公。気…

映画「ペンギン・ハイウェイ」を見た。

映画「ペンギン・ハイウェイ」を見てきました。 原作の回りくどい部分を上手く省略し、ファンタジー的な要素をふんだんに盛った作りで、期待以上の面白さだった。ペンギンのかわいさが最大限に生かされ、ペンギン好きにはたまらない作品。 いかにもSFな結…

「クラスメイツ 前期・後期」読了。

森絵都著「クラスメイツ 前期・後期」(角川文庫)読了。北見第二中学の1年A組は24人。1年間に起きるさまざまな出来事を通して、24人全員の物語が綴られていく。 さまざまな性格の子がいるけれど、全体としてとても明るく前向きな内容で、読んでいる…

今朝の文芸時評。

今日の朝日新聞朝刊に掲載された、磯崎憲一郎の「文芸時評」には痺れた。NHKの朝ドラ「半分、青い。」を引き合いに出し、「芸術が日常生活を脅かすものとして描かれていること」への違和感について述べている。 ・・・・・・漫画や映画、そして恐らく小説の世界…

「過ぎ去りし王国の城」読了。

宮部みゆき著「過ぎ去りし王国の城」(角川文庫)読了。「絵の中に入ってしまう話」というアイデアから物語を無理やり作った感じで、あまり面白いとは思えなかった。私が宮部みゆきを読み慣れていないせいなのだろうか・・・。登場人物にも魅力を感じられなかっ…

うらわ美術館に行く。

久しぶりに、お出かけレポート。一昨日「ぼくとわたしとみんなのtupera tupera 絵本の世界展」を見にうらわ美術館に行ってきました。 横須賀美術館、三重県立美術館を巡回し、浦和にやってきた大規模展覧会。浦和に行くのは初めてだったけれど、武蔵野線を使…

昨日買った本。

以下、昨日ブックオフで買った本。お盆のセールの後だったのであまりよい本はなかった。売りに来る人がたくさん来ていて、スタッフは忙しそうだった。世界遺産 (新ポケット版学研の図鑑)作者: 学研教育出版出版社/メーカー: 学研教育出版発売日: 2014/07/22…

最近買った本。

新刊書店で買った本。未来のミライ ファンブック (電撃ムックシリーズ)出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/07/20メディア: ムックこの商品を含むブログ (1件) を見る ↑ このムックは内容的に物足りなかった。クイズとかぬりえとかもあるので、子ども向け…

「未来のミライ」を見た。

細田守監督の最新作「未来のミライ」を見てきました。つい最近、「未来のミライ」公開に合わせてテレビ放映された「時をかける少女」がとても面白かったので、期待して見に行ってきました。 主人公は3歳ぐらいと思われる男の子・くんちゃん。「くんちゃん」…

「ペンギン・ハイウェイ」読了。

森見登美彦著「ペンギン・ハイウェイ」(角川文庫)読了。SFも森見登美彦も苦手意識があり、最後まで読めるか心配だったが、ペンギンは大好きなので無事読了できました。 へんてこな話だけど、アニメにすれば意外と面白いかも。来月17日に映画が公開され…

昨日買った本。

昨日古本市場で買った本。クラスメイツ〈前期〉 (角川文庫)作者: 森絵都出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/06/15メディア: 文庫この商品を含むブログ (5件) を見るクラスメイツ〈後期〉 (角川文庫)作者: 森絵都出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2018/0…

「英国一家、日本を食べる 上・下巻」読了。

マイケル・ブース著/寺西のぶ子訳「英国一家、日本を食べる 上・下巻」(角川文庫)読了。かなり前に読み始めたが、下巻に入ったぐらいで若干飽きたので、その後はちびちびと読み進め、昨日ようやく読了。 なかなか面白い日本の「食」のレポートではあるが…

今日買った本。

今日、新刊書店で買った本。 ■中溝康隆著「プロ野球死亡遊戯」(文春文庫)・・・よく知らない著者だが(ブロガーらしい)、なんとなく読んでみようかと思って購入。プロ野球死亡遊戯 (文春文庫)作者: 中溝康隆出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2018/07/10メデ…

「嘘を愛する女」読了。

岡部えつ著「嘘を愛する女」(徳間文庫)読了。少し前に公開されていた映画のノベライズ版。ミステリー的な展開で読みやすかった。桔平の嘘の真相はだいたい予想していたものだったが、あまりにも悲しい過去で重い気持ちになってしまった。 主演が高橋一生・…

昨日買った本。

昨日新刊書店で買った本。 ■穂村弘・フジモトマサル著「にょにょにょっ記」(文春文庫)・・・帯に「フジモトマサル最後の作品 “にょ”はもう増えない・・・・・・」とあり、とてもせつない。にょにょにょっ記 (文春文庫)作者: 穂村弘,フジモトマサル出版社/メーカー: …

よかった絵本。

最近図書館で借りてよかった絵本。みつばちみつひめ―てんやわんやおてつだいの巻作者: 秋山あゆ子出版社/メーカー: ブロンズ新社発売日: 2008/05/01メディア: 大型本 クリック: 4回この商品を含むブログ (6件) を見るみつばちみつひめ―どどんとなつまつりの…

最近買った本。

最近古本市場で買った本。路 (文春文庫)作者: 吉田修一出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2015/05/08メディア: 文庫この商品を含むブログ (6件) を見る俳句の図書室 (角川文庫)作者: 堀本裕樹出版社/メーカー: KADOKAWA発売日: 2017/04/25メディア: 文庫この…

「ミッキーマウスの憂鬱」読了。

松岡圭祐著「ミッキーマウスの憂鬱」(新潮文庫)読了。先日同じ著者の「瑕疵借り」を読んだら面白かったので、「新潮文庫の100冊」の一冊にラインナップされている本書を手に取ってみた。 東京在住にも関わらず、TDLは私にとって全く未知の場所だ。中学…

辰巳渚さんが・・・。

辰巳渚さんが交通事故で亡くなった。「捨てる!技術」がヒットし、やましたひでこの「断捨離」、近藤麻理恵の「人生がときめく片づけの魔法」へと続くお片づけ本ブームの火付け役となった。新装・増補版 「捨てる!」技術 (宝島社新書)作者: 辰巳渚出版社/メ…

最近借りた本。

最近図書館で借りてよかった絵本。エメラルドのさがしもの作者: そのだえり出版社/メーカー: 文溪堂発売日: 2018/04/01メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見るハンカチやさんのチーフさん (MOEのえほん)作者: どいかや,伊藤夏紀出版社/メーカー:…

「君の膵臓を食べたい」読了。

住野よる著「君の膵臓を食べたい」(双葉文庫)読了。言わずと知れたベストセラー。知人が貸してくれました。ふしぎなタイトルなので奇抜な話なのかと思ったら、意外と普通の青春小説だった。主人公の名前が最後まで明かされないのも、手法としてなかなか面…

「光」読了。

三浦しをん著「光」(集英社文庫)読了。著者は人気作家だが、私はほとんど読了できたことがなく、少し苦手意識があった。今作は読了できたものの、正直言ってさらに苦手意識が強くなってしまった。私は人を殺す話はあまり好きじゃないのです・・・。ごめんなさ…

映画「羊と鋼の森」を見てきた。

娘と二人で映画「羊と鋼の森」を見てきました。調律師をめざす青年が、先輩らに励まされながら、経験を重ね、さらに大きな夢を抱いていく成長物語。明らかに泣かせようとして作られている場面がいくつかかあり、まんまと泣いてしまいました。 主人公の外村を…

最近買った本。

昨日古本市場で買った本。ペンギン・ハイウェイ (角川文庫)作者: 森見登美彦,くまおり純出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)発売日: 2012/11/22メディア: 文庫購入: 17人 クリック: 459回この商品を含むブログ (85件) を見るミッキーマウ…

今日買った本。

今日新刊書店で買った本。 ■吉田篤弘著「雲と鉛筆」(ちくまプリマー新書)・・・「ちくまプリマー新書」の300巻記念本らしいです。中身の字の少なさに買うのを躊躇したものの、読みたい思いが勝って購入。雲と鉛筆 (ちくまプリマー新書)作者: 吉田篤弘出版…

今日買った本。

以下、今日ブックオフで買った本。嘘を愛する女 (徳間文庫)作者: 岡部えつ出版社/メーカー: 徳間書店発売日: 2017/12/01メディア: 文庫この商品を含むブログ (3件) を見る豆の上で眠る (新潮文庫)作者: 湊かなえ出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2017/06/28メ…

久しぶりの新刊。

最近買った本。新刊書店で本を買うのは久しぶり(ごめんなさい)。 ■松浦寿輝著「川の光」(中公文庫)・・・どんな話かよく知らないが、気になっていた。読売新聞に連載された、ネズミ一家の冒険物語(らしい)。川の光 (中公文庫)作者: 松浦寿輝出版社/メーカ…

「瑕疵借り」読了。

松岡圭祐著「瑕疵借り」(講談社文庫)読了。いわゆる「訳あり賃貸物件」をめぐるミステリー短編集。ミステリ専門の作家の本をふだんほとんど読まないので若干不安だったが、文体は流麗で読みやすく、とても面白かった。 4つの作品が収録されているが、3つ…