「みかづき」読了。

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 森絵都著「みかづき」(集英社文庫)読了。ようやく今年最初の読了本。600ページ超の大著だけど、見事に物語が終盤へと閉じられていく流れが心地よく、楽しい読書でした。不満は蕗子の夫、上田純があっけなく死んでしまったのがやや残念だったぐらい。解説が斎藤美奈子なのもあって(さすがに上手くまとめてくれている)、とてもすっきりとした読後感。

 NHKで放送中のドラマの初回を見てみたけれど、原作よりコミカルな印象に作られていて、若干違和感があった。高橋一生永作博美もなんかイメージ違うんだよなあ。とりあえず、続きも見てみようかと思います。

 

みかづき (集英社文庫)

みかづき (集英社文庫)

 

 

 

 巻末の参考文献に載っている本も興味深い。以下、読んでみたいと思った本。

 

新編 綴方教室 (岩波文庫)

新編 綴方教室 (岩波文庫)

 

 

 

 

最近買った本。

 最近、新刊書店で買った本。
そにしけんじ著「ラガーにゃん」(光文社)・・・ラガーにゃんたちがとてもかわいい。そにけんは元ラガーマンらしい。

ラガーにゃん1 猫でもわかるラグビー入門 〔初級編〕

ラガーにゃん1 猫でもわかるラグビー入門 〔初級編〕

 以下、最近ブックオフで買った本。 今年はまだ一冊も本を読了していない(漫画はいっぱい読んでいる)。囲碁・将棋チャンネルばかり見ているせい。

ブックオフで買った本。

 以下、最近ブックオフで買った本。
■工藤ノリコ著「さすらいの就職犬 ワンワンちゃん」(白泉社

横田増生著「ユニクロ帝国の光と影」(文春文庫)

今日買った本。

 新年あけましておめでとうございます。今年はどんな年になるのやら。とりあえず、目標は「棋力向上」でございます(笑)。・・・息子と一緒にけん玉にもハマりつつある今日このごろ。今年もアナログな生活になりそうです。

 今日、ブックオフで買った本。
羽海野チカ著「3月のライオン 1〜3巻」(白泉社)・・・この人の絵は苦手だったのだが、読み始めたら案の定ハマってしまいました(娘も)。そらそうか。将棋漫画だもの。全巻揃えていくつもり。

星新一著「きまぐれロボット」「ごたごた気流」(角川文庫)・・・娘に読ませようと思って購入。
きまぐれロボット (角川文庫)

きまぐれロボット (角川文庫)

ごたごた気流 (角川文庫)

ごたごた気流 (角川文庫)

今年のベスト5。

 この後も予定が立て込んでおり、もう今年は新たに読了できる見込みはありません。本年の読了本は33冊。まあ、だいたい例年通り。ベスト5を決めたいと思います。

 1位 森見登美彦著「ペンギン・ハイウェイ」(角川文庫)
 2位 池澤夏樹著「アトミック・ボックス」(角川文庫)
 3位 村上龍著「オールド・テロリスト」(文春文庫)
 4位 村田沙耶香著「コンビニ人間」(文春文庫)
 5位 田辺聖子著「おちくぼ姫」(角川文庫)

 まさか森見登美彦が1位になるなんて!自分でもびっくり。「ペンギン・ハイウェイ」は映画を見に行ったこともあり、とても思い出深い作品です。「熱帯」は直木賞、取れるかなあ。
 2位と3位は、ベテラン作家による、とても「小説」らしい小説。読み応え十分でした。ベストセラー・「コンビニ人間」のテーマは、やはり心に深く痕跡を残しました。「おちくぼ姫」は古典の楽しさを教えてくれた一冊。山内直美のコミックス「おちくぼ」(白泉社)も最近完結しました。
 他に岩井俊二著「ラヴレター」(角川文庫)、松岡圭祐著「瑕疵借り」(講談社文庫)もよかったです。近年、角川文庫の充実ぶりが目立ちますね。漫画だと、コマツシンヤ著「午后のあくび」(亜紀書房)に出会えたことが最大の収穫。こうの史代著「ギガタウン 漫符図譜」(朝日新聞社)も面白かったです。

昨日買った本。

 年末で大変忙しくバタバタしており、全然落ち着いて本が読めない。でも、買った本はたくさんあります。
斎藤美奈子著「日本の同時代小説」(岩波新書

■栗原康著「アナキズム 一丸となってバラバラに生きろ」(岩波新書森絵都著「みかづき」(集英社文庫
みかづき (集英社文庫)

みかづき (集英社文庫)

角田光代著「坂の途中の家」(朝日文庫
坂の途中の家 (朝日文庫)

坂の途中の家 (朝日文庫)

「カウントダウン」読了。

 山本文緒著「カウントダウン」(角川文庫)読了。久しぶりの読了本。最近頭の中が将棋でいっぱいで、本もロクに読んでいなかった。というか熱中できる本があまりなかった。そんな中でも、さすがに山本文緒は読み慣れているせいか、すらすら読めて楽しかった。
 漫才師を目指す高校生の物語。漫才師の小説といえば又吉直樹の「火花」の印象があまりにも強烈だが、どちらも人物の内面がよく描かれていて面白い。漫才と小説は意外と相性がいいのかも。キャラクターも魅力的なので、映画化とかしたらいいんじゃないでしょうか。

 そういえば、ちょっと前に田辺聖子著「とりかえばや物語」(文春文庫)も読んだのでした。結構むちゃくちゃな話。「おちくぼ姫」の方が面白い。