「カウントダウン」読了。

 山本文緒著「カウントダウン」(角川文庫)読了。久しぶりの読了本。最近頭の中が将棋でいっぱいで、本もロクに読んでいなかった。というか熱中できる本があまりなかった。そんな中でも、さすがに山本文緒は読み慣れているせいか、すらすら読めて楽しかった。
 漫才師を目指す高校生の物語。漫才師の小説といえば又吉直樹の「火花」の印象があまりにも強烈だが、どちらも人物の内面がよく描かれていて面白い。漫才と小説は意外と相性がいいのかも。キャラクターも魅力的なので、映画化とかしたらいいんじゃないでしょうか。

 そういえば、ちょっと前に田辺聖子著「とりかえばや物語」(文春文庫)も読んだのでした。結構むちゃくちゃな話。「おちくぼ姫」の方が面白い。