「我が家の問題」読了。

 奥田英朗著「我が家の問題」(集英社文庫)読了。「新婚なのに家に帰りたくない」、「夫はどうやら仕事ができないらしい」、「両親が離婚するかもしれない」、「夫が自分はUFOと交信できると言い出した」・・・など、さまざまな家庭の事情をテーマにした短編小説集。
 奥田英朗ならではの軽妙な筆致とほどよいボリュームで、家事の合間に一編ずつ読むには格好の一冊だった。私は最後の「妻とマラソン」がいちばん好きだった。
 昨日読み終えた「きみは赤ちゃん」に続いて、こちらも装幀は大久保明子(文春以外の版元なので伸子名義)。どちらもさすがにいい表紙だなあ。

我が家の問題 (集英社文庫)

我が家の問題 (集英社文庫)