「東京島」読了。
桐野夏生著「東京島」(新潮文庫)読了。「ハピネス」があまりにも期待外れだったので、桐野夏生をもう一冊読みたくなって、数年前に買った今作を読むことにした。谷崎潤一郎賞受賞作。
こちらは大満足の怪作。無人島に漂着した31人の男とたった1人の女の物語、という設定もすごいが、結末の面白さは見事。こんなに読後感が爽快な本は久しぶりだ。木村多江主演で映画化されているが、木村多江が全く清子のイメージに合わない。でも、ぜひ見てみたい。
- 作者: 桐野夏生
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/04/24
- メディア: 文庫
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