「捨てる女」読了。

 内澤旬子著「捨てる女」(本の雑誌社)読了。食品、家具、蔵書、直筆イラスト原画・・・、さらには配偶者やトイレットペーパーのある生活まで。大量のモノがあふれた暮らしに耐えられなくなった著者は、あらゆるモノを捨てる「捨て暮らし」を決行する。その過酷なまでの奮闘ぶりを綴ったエッセイ集。
 我が家もモノが多いので、小まめに捨てるようにはしているが、あっという間にまた増える。「捨てる」ことって、かなりエネルギーを消耗しますね。著者には「お疲れ様でした。」と言いたいです。ただ、「あたし」という一人称には、最後までどうしても慣れることができなかった。

捨てる女

捨てる女