「気晴らしの発見」読了。

 山村修著「気晴らしの発見」(大和書房)読了。ストレスが原因の不眠・体調不良に悩む著者は、「気晴らし」のために様々な努力を試みる。本書は、その1年半に渡る経過を詳細に綴ったエッセイ。闘病記として読んでもいいだろうが、読み物としても大変面白く、味わい深い一冊だった。

気晴らしの発見

気晴らしの発見

 著者は青山学院大学の図書館司書を務めながら、「狐」のペンネームで書評家としても活躍した。2006年、肺がんのため56歳で逝去。本書は2000年発行、後に新潮文庫にもなっているがどちらも絶版となっている。
 ↓ この2冊は持っているが未読なので、少し読んでみようと思う。
水曜日は狐の書評 ―日刊ゲンダイ匿名コラム (ちくま文庫)

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書評家“狐”の読書遺産 (文春新書)

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