「のりたまと煙突」読了。
星野博美著「のりたまと煙突」(文春文庫)読了。主に飼い猫や家族に関するエッセイをまとめたものだが、とにかく著者の文章力に圧倒された。裏表紙の紹介文にも書かれているように、短編小説のような鋭さと深みを感じさせるものもあって、「赤いしみ」(37ページ)と「赤い手帳」(250ページ)は特に鮮烈な印象が残った。
著者の本を読むのは初めてだったが、評判が高いのが納得できる一冊だった。
- 作者: 星野博美
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/05/08
- メディア: 文庫
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