「異邦人」か…。

 朝日新聞の広告特集「BOOK TIMES 4月号」の「作家の読書道」に、白石一文のインタビューが掲載されていた。作家のこれまでの読書体験などを尋ねるコーナーだが、彼がこれまで影響を受けた本はカミュの「異邦人」1冊だけ、と語っている。カミュに対しては「自分と同じ人間が生きている」と思ったほど衝撃を受けたらしい。
 「異邦人」か…。高校生ぐらいで読んだような気がするけれど、何一つ記憶に残っていないな…。再読してみようかな…。いや、その前に白石本をもっとたくさん読みたい。こんなに夢中になれる作家に出会えたのは久しぶり。好き嫌いがありそうなので夫や母親には薦めないが、この人が何を考えているのか、小説を通してもっと知りたい。