「犬の心臓」読了。

 ミハイル・A・ブルガーコフ著「犬の心臓」(河出書房新社)読了。序盤はどうなるのか結構わくわくしたが、中盤以降はやや退屈。長さも中途半端な感じ。何かを象徴・風刺しているのかもしれないが、正直私にはよくわからなかった。
 巻末の沼野充義の解説を読んだが、頻出する「カーニバル的文学」という言葉の意味がよくわからなかった。私の勉強不足なのかもしれない。当時のロシアの社会状況とかがわかっていたら、もっと味わえるような気もする。

犬の心臓 (KAWADEルネサンス)

犬の心臓 (KAWADEルネサンス)