「明日死ぬかもしれない自分、そしてあなたたち」読了。
山田詠美著「明日死ぬかも知れない自分、そしてあなたたち」(幻冬舎文庫)読了。連れ子同士で再婚した父と母、そして4人の子どもたち。家族の幸せは、長男の突然の死によって変調を来す。小説としてはありがちな設定だが、暗くなりすぎないのが山田詠美のすごいところ。
作者が何を書きたかったのかよく伝わってくる、爽やかな小説だった。最後もかっこよくてシビレました。江國香織の「抱擁、あるいはライスには塩を」にちょっと似てるかな? 私はこちら(山田詠美)の方が断然好きです。
- 作者: 山田詠美
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2015/08/05
- メディア: 文庫
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