「Masato」読了。

 岩城けい著「Masato」(集英社文庫)読了。主人公の真人は、父親の海外赴任でオーストラリアに移住した小学生。言語の壁を乗り越えて自立していく真人の2年余の生活に、胸が熱くなることが何度もあった。
 久しぶりに読み終えるのが惜しくなるような傑作。私はこういうヤングアダルトものに弱いんだよなあ。もっと青少年向けのレーベルで出してもよいのではないかと思う。岩城けいには、とことんこういう類いの小説を書いていって欲しいです。

Masato (集英社文庫)

Masato (集英社文庫)