「植物図鑑」読了。

 有川浩著「植物図鑑」(幻冬舎文庫)読了。ふだんこういう少女漫画チックな小説をあまり読まないので、最後まで読めるか序盤は心配になったが、テーマが植物だったおかげで飽きずに読み終えることができた。巻頭の植物のカラー写真が親切で嬉しい。
 野草を使った料理が美味しそうで、イタドリやノビル、フキなど採って食べてみたくなった。でもツクシやフキノトウはあまりお薦めされていないのが納得いかない。ツクシの佃煮とフキノトウの天ぷら、今年の春休みに夫の実家で採って食べたけど、どちらもすごく美味しかったけどなあ。
 全体としてストーリー作りは上手だなと思ったけれど、「料(りょう)る」という言葉が多用されていて、とても違和感を覚えた。「料理する」という意味みたいだけど、著者の造語?方言?

植物図鑑 (幻冬舎文庫)

植物図鑑 (幻冬舎文庫)