「買い物とわたし お伊勢丹から愛をこめて」読了。

 山内マリコ著「買い物とわたし お伊勢丹より愛をこめて」(文春文庫)読了。「週刊文春」に連載されたお買い物エッセイ。
 著者は1980年生まれとなっているので、私と同級生だと思われる。そのせいか、年齢的な心境や時代感覚がものすごく共感できるので、とても読みやすかった。プラダやグッチなど、ブランドものについては全然ピンとこないけれど、「グレーのパーカーは第二の皮膚」(14ページ)とか、「現代人とユニクロ」(110ページ)とか、「うんうん」とうなずかずにはいられない、身近なテーマも多くて、あっという間に読み終えてしまいました。そしてもちろん、買い物がしたくなりました。
 残念ながら連載は既に終わってしまったようだけど、この著者のエッセイは今後もぜひ読みたいです。