「サザエさんの東京物語」読了。
長谷川洋子著「サザエさんの東京物語」(文春文庫)読了。著者は「サザエさん」の生みの親・長谷川町子の妹。改行が多い文章が初めはやや読みにくかったが、アクの強い長谷川家の人たちのエピソードに序々に引き込まれていった。終盤、著者が「串だんご」としていつも一緒だった姉二人とは別居・独立して、彩古書房という出版社を立ち上げたという展開には驚いた。最後まで和解しないまま、姉二人は亡くなったようだ。
それにしても、女ばかりの家族だなあ。著者の夫は35歳であっけなく病死してしまうし、子どもは娘2人だし。パワフルな女性たちの生き様に圧倒されました。
- 作者: 長谷川洋子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 文庫
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