「小銭をかぞえる」読了。

 西村賢太著「小銭をかぞえる」(文春文庫)読了。あっという間に読み終えた。これまた面白いです。賢太の金銭感覚やDV男ぶりはもちろんひどいけれど、同居女性のやることも実在の人物とは思えないほど強烈。とてもいいコンビだと思います。本を落として函が潰れたりしたら、私だって怒りますよ。

小銭をかぞえる (文春文庫)

小銭をかぞえる (文春文庫)

 続いて、「随筆集 一私小説書きの弁」(新潮文庫)もパラパラと読む。「慊(あきたらな)い」、「果敢なくなる」、「今輪奈落」、「岡惚れ」、「ピイピイの風車」などなど、独特の賢太語録にもすっかり慣れて、もっとほかにも読みたくなった。カルピスウォーターが好きらしいです。
随筆集 一私小説書きの弁 (新潮文庫)

随筆集 一私小説書きの弁 (新潮文庫)