「やわらかなレタス」読了。

 江國香織著「やわらかなレタス」(文春文庫)読了。「週刊文春」に連載されたエッセイをまとめたもの。川上弘美山田詠美角田光代など、女性作家のエッセイを長年愛読しているが、著者のエッセイをまとめて読んだのは初めて。ほかの作家とはまた別の味わいがあって、大変楽しかった。
 食べることに関する話題が多くを占めているが、テフロン加工のフライパンをめぐる「フライパン問題」については、私も全く同じ思いを抱いている。使い慣れた古いフライパンよりも、安物であっても新しいものの方が餃子や玉子焼きが圧倒的に上手く焼けるなんて、なんだか理不尽だと思います。
 著者の小説も、ずいぶん以前に読んだきりなので何か読みたくなってきた。