「ファミリーレストラン 『外食』の近現代史」読了。
今柊二著「ファミリーレストラン 『外食』の近現代史」(光文社新書)読了。日本の外食文化の変遷を、「定食評論家」の著者ならではの視点と語り口でまとめた一冊。
家族にとって特別な場所だった「ファミリーレストラン」が、低価格化やドリンクバーの登場などによって、身近で日常的な場所になっていく背景が詳しく分析されている。しかし、専門的な用語やややこしい数値を多用することはなく、相変わらず読みやすくてほのぼのとした文章。具体的なチェーン店の実食レポートやファミレスでの思い出話も挿入され、著者のファミレスへの強い愛着が感じられる本だった。
普段はあまり行かないが、ファミレスに行きたくなった。サイゼリヤのミラノ風ドリア、しばらく食べてないので食べたい。
- 作者: 今柊二
- 出版社/メーカー: 光文社
- 発売日: 2013/01/17
- メディア: 新書
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