「みちくさ道中」読了。

 木内昇著「みちくさ道中」(平凡社)読了。著者の本を読むのは初めてだが、「WEB本の雑誌」の「帰ってきた炎の営業日誌」でこのエッセイが紹介されていたので興味が湧いた。育児の合間にちょこちょこ読もうと思って手に取ったら、面白くてあっという間に読み終わってしまった。
 編集者時代の苦労や、直木賞受賞前後の心境、ソフトボール部だった高校生活でのエピソードなどが綴られる。著者の仕事に対する真摯な態度がにじみ出た文章で、書き手としての魅力が十分伝わる一冊だった。小説も読んでみたい。

みちくさ道中

みちくさ道中