「開拓者たち」を見る。

 今夜からBSプレミアムで「開拓者たち」という番組が始まったので見た。満州の「千振(ちぶり)」という土地に移植した人たちの物語で、引き上げ後は再び集まって那須を開拓する。証言をもとに過酷な体験を再現したドラマで、なかなか興味深かった。主人公は助産師の女性で、演じるのは満島ひかり
 満州といえば、やはり役立つのはこの本。すかさず地理を確認。

日本鉄道旅行地図帳 満洲樺太 (新潮「旅」ムック)

日本鉄道旅行地図帳 満洲樺太 (新潮「旅」ムック)

 そのほかに満州関連でこれまで読んだ本はこちら。
流れる星は生きている (中公文庫)

流れる星は生きている (中公文庫)

満洲鉄道まぼろし旅行 (文春文庫)

満洲鉄道まぼろし旅行 (文春文庫)

異郷の昭和文学―「満州」と近代日本 (岩波新書)

異郷の昭和文学―「満州」と近代日本 (岩波新書)

 藤原ていの「流れる星は生きている」は数年前に読んだけれど、当時はこの本の重みが理解できなかった。でも今日の番組を見ていて、その内容がまざまざと脳裏に甦った。ベストセラーになったり、映像化もされたというのもわかるような気がした。確か古本屋に売ってしまったと思うのだけれど、手元に置いておくべき本だったな、と後悔する。古本で見つけたらまた買っておこう。