「走れ! タカハシ」読了。

 村上龍著「走れ! タカハシ」(講談社文庫)読了。カープのタカハシヨシヒコがすべての物語に登場する短編集。著者が31〜33歳ころの作品。若い。今はこんなパワーあふれる小説書けないのでは。すごい傑作ではないけれど、才能は大いに感じる。例えばイチローを肴にして、またこういうの書いてくれないかなあ。

 カープファンは下品だ。ジャイアンツファンは助平で、タイガースファンは低能で、ドラゴンズファンは無能で、スワローズファンは変態で、ホエールズファンは病気だ。(15ページ)

 私はスワローズファンです。

走れ,タカハシ! (講談社文庫)

走れ,タカハシ! (講談社文庫)