「ガール」読了。

 読書が停滞気味なので、たまには気軽に読める本をと思い、奥田英朗著「ガール」(講談社文庫)を読む。30代のキャリア・ウーマンを主人公にした5編の短編が収録されているが、あっという間に読了した。
 「マドンナ」(講談社文庫)もそうだったが、読み終えて元気が出る一冊。読書とは、自分を見つめなおしたり、センチメンタルな気分になるためだけのものではないなあ、と実感する。しかし、よくここまで女子の心理や実情をリアルに描けるものだ。林真理子にだって負けていない。奥田英朗、恐るべし。

ガール (講談社文庫)

ガール (講談社文庫)