「叙情と闘争」読了。

 「叙情と闘争 辻井喬堤清二回顧録」を読了。面白かった。「職業と感性との間の同一性障害」という表現があるように、詩人でありながら経営者でもある著者の内面的な葛藤が正直に語られている。
 堤康次郎という巨大な存在との対峙、その半面で母や妹を守らねばならないという強い意識が、彼の原点にあることがよくわかった。また、三島由紀夫安部公房吉田健一ら文化人や、政治家・財界人との交流が、日々の活動を大いに支えていたようだ。


 さて、次は何を読もうかな。暗黒の4日間がようやく終わり、今日から通常のペナントレースが再開される。ヤクルト、3連敗しないでね。