「叙情と闘争」。

 辻井喬著「叙情と闘争 辻井喬堤清二回顧録」(中央公論新社)を読み始めた。読売新聞の連載をまとめたもの。予想以上に面白い。
 1963年夏、池袋の西武百貨店で死者を出す火災が発生し、1ヵ月近く営業できなかったことが回想されている(ウィキで調べると、その日は定休日で、消毒作業員の隠れタバコの不始末が原因らしい。死者7人)。知らなかった。
 そのうち文庫になるだろうから、非常に迷った末買った本だが、これはいい買い物だったな。

叙情と闘争―辻井喬+堤清二回顧録

叙情と闘争―辻井喬+堤清二回顧録