「書きあぐねている人のための小説入門」。

 片付けも一段落したので、保坂和志著「書きあぐねている人のための小説入門」(中公文庫)を読んでいる。別に小説を書くために読んでいるわけではなく、「小説論」としてなかなか面白い。

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

書きあぐねている人のための小説入門 (中公文庫)

 単行本は草思社だったな、この本。今読んでいる部分から抜粋。
・小説というのは本質的に「読む時間」、現在進行形の「読む時間」の中にしかないというのが私の小説観であって、テーマというのは読み終わったあとに便宜的に整理する作品の一側面にすぎない(71ページ)。


 その他、最近買った本をメモしておかなくては。また後で。