「言葉と歩く日記」読了。
多和田葉子著「言葉と歩く日記」(岩波新書)読了。ドイツ在住の著者が、主に「言語について考えたことや感じたこと」を綴った日記で、大変面白かった。作家が言葉に対していかに敏感で、いかに深く思いを巡らせているかがわかって嬉しかった。また、日本だけでなく世界中を飛び回って、朗読や講演などの活動を精力的に行っていることを知って驚いた。
7年ほど前、「海に落とした名前」(新潮社)が出た際に著者のサイン会に行ったことがある。お願いをして携帯で写真も撮らせてもらったが、落ち着いた雰囲気をまとった素敵な女性だった。予想以上に小柄だったのが印象に残っている。またエッセイ的な本も書いて欲しい。
- 作者: 多和田葉子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2013/12/21
- メディア: 新書
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