「西の魔女が死んだ」読了。

 梨木香歩著「西の魔女が死んだ」(新潮文庫)読了。著者の本をちゃんと読むのは初めて。読み始めてすぐに、「もっと早く読めばよかった」と思った。湯本香樹実の「夏の庭」に並ぶジュブナイル小説の名作。ただ、十分には回収されないエピソードもあり、結末がややあっけない感じはする。
 自分の娘は5歳、息子は2歳。こういう深い交流をしないまま祖母を亡くしてしまったことが、少し残念。娘はともかく、息子は将来忘れてしまうだろうなあ。夫のお母さんはまだまだ元気なので、大事にして下さい。

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

西の魔女が死んだ (新潮文庫)

 数年前に公開された映画も当時気になったので、見ておけばよかったなあ。
西の魔女が死んだ [DVD]

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昨日買った本。

 昨日新刊書店で買った本。
会田誠著「美しすぎる少女の乳房はなぜ大理石でできていないのか」(幻冬舎文庫)・・・現代芸術家のエッセイ集第2弾。

せどりの一日。

 夫が休みなので、子どもと夫は朝からプールへ出かけていった。久しぶりに一人で自由に使える一日。自転車でブックオフを3件巡るせどりの旅へ行くことにする。
 108円の文庫を9冊、200円の単行本を2冊購入した。たっぷり時間をかけて探したので、なかなかの収穫。しかし、美容院は今日から17日までお盆休みなので、本の追加・入れ替えは18日以降。
 ある店では中古の「妖怪メダル」が売られていたので、つい持っていないものを3枚買ってしまう。各108円。

「ようかいだいずかん(2冊目)」。

 以下、会社帰りに夫に買ってきてもらった本。
■「妖怪ウォッチ ようかいだいずかん USAピョンとうじょうダニ!」(小学館)・・・新しいキャラクターはUSAピョンのみで、知っている妖怪がほとんどだった。

■「CREA 2015年9月号 特集:本とおでかけ。」(文藝春秋)・・・こういうどうでもいい感じの本特集の雑誌をぼんやり眺めるのが好きなんです。村上春樹の書き下ろしエッセイは予想以上に長くて、読み応えがありそう。

「ひな菊の人生」読了。

 吉本ばなな著/奈良美智絵「ひな菊の人生」(幻冬舎文庫)読了。奈良美智が好きなので出たときに買ったけれど、やはりこの著者の本は苦手・・・。本として大変魅力的なものが多いのでちょこちょこ買ってしまうのですが、文章がどうしても好きになれないです。ごめんなさい。

ひな菊の人生 (幻冬舎文庫)

ひな菊の人生 (幻冬舎文庫)

「家庭の医学」読了。

 レベッカ・ブラウン著/柴田元幸訳「家庭の医学」(朝日文庫)読了。癌で死んでゆく母親の姿や家族の様子を克明に描き出す。「看取り」をテーマにした異色の文学作品。
 ずっと前になんとなく買ったものの、これまであまり読む気にはならなかった。ここには書いてこなかったが、2年前から闘病してきた母が今月2日に癌で亡くなった。68歳。女性の平均寿命より20年も早く逝ってしまった。そんな今読むと、あまりにも深く胸に響いてきて、ちょっとしんどかった。でも、今読んでよかったと心から思う。

家庭の医学 (朝日文庫)

家庭の医学 (朝日文庫)

「犬とハモニカ」読了。

 江國香織著「犬とハモニカ」(新潮文庫)読了。優れた短編に贈られる川端康成文学賞受賞の表題作ほか、6編を収録。どれも独特のほの暗さが味わい深い一冊。
 でも、「源氏物語」を現代語訳した「夕顔」がいちばん面白かったな。「源氏物語」といえば、河出の日本文学全集に入る予定の角田光代訳も楽しみです。

犬とハモニカ (新潮文庫)

犬とハモニカ (新潮文庫)