「池田学展」に行く。

 日本橋高島屋で開催中の「池田学展」を見てきました。開店時間の10時半に着いたものの、チケット売り場は長蛇の列。15分ほど並んでチケットを購入し(800円)、ようやく会場に。
 池田学は佐賀県出身の43歳。ペンやインクで緻密な絵を描く画家で、山口晃会田誠と同じくミズマアートギャラリーの所属。今回は、これまでの作品を集めた初めての大規模な個展だ(佐賀、金沢を巡回済)。来場者はみんなギリギリまで近づいて、細部を楽しんでいた。
 今回の目玉作品の「誕生」は、写真撮影がOKだった。
 ↓ 3年かけて制作された大作。

 ↓ このオバケがかわいかった。

 ↓ 東日本大震災津波)の影響と思われる部分。

 会場の前半は、何重にも人だかりができていてよく見られなかった。後半はやや疲れてくるのか(目が痛くなる)空いていたので、じっくりと見ることができた。作品のどこかに、「学」という著者のサインが隠れているらしいので、それを探すのが楽しかった。
 朝日新聞の「天声人語」で紹介されていた法廷画家としてのスケッチも最後に展示されていて、興味深かった。麻原彰晃や加藤智大の絵がありました。
 グッズショップで、1000ピースのパズル(「興亡史」の一部分)と池田学特集の「美術手帖」を購入。パズルはかなり時間がかかりそうです。
 ↓ 読み応えあります。買ってよかった。

美術手帖 2017年4月号

美術手帖 2017年4月号