「森のなかのママ」読了。

 井上荒野著「森のなかのママ」(集英社文庫)読了。初出は美術雑誌「一枚の繪」だからなのか、画家を父親(故人)に持つ二十歳の大学生・いずみが主人公。「あたし」という一人称にどうしても馴染めなかったが、さすがに井上荒野、安定感のある面白さ。
 偶然にも「これでよろしくて?」に引き続いて長嶋有が解説だが、この人あんまり解説を書くのは上手くないと思う(ごめんなさい)。

森のなかのママ (集英社文庫)

森のなかのママ (集英社文庫)

 今月の日記はこれで皆勤賞だ。前半がほとんどごはん日記だけど。