「飢餓海峡 上・下」読了。
水上勉著「飢餓海峡 上・下」(新潮文庫)読了。字が小さくて厚さ以上に長かったので、読むのに時間がかかった…。道南、下北半島、舞鶴などの細かい地理が出てくるので、地図を見ながら読み進めた。松本清張ぽい社会派ミステリーではあるが、「何々小説」という垣根を超えて「人生を語るような小説」を書きたかった、という著者のあとがきもよくわかった。
終戦直後の日本の貧しさ、たくましさがしみじみと感じられた。警察の捜査も大変そう。移動だけでも今とは比較にならない過酷さ。登場する刑事たちにご苦労様と言いたい。
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