家事労働。

 今日の昼食はオムライス。久しぶりに作ったが美味しかった。「家事労働はシシュフォスの神話のようなものである」と言ったのは内田樹だが(※)、全くその通りだと思う。やってもやってもきりがない。
 料理は比較的クリエイティブな喜びをともなう作業だが、洗濯、掃除、洗い物といったらさっきやったばかりなのに、また同じことをやらなくてはならないという毎日が永遠に続く。しかし、思ったより家事が嫌いではないことに結婚してから気づいた。他人と暮らすという緊張感が、そうさせているのかもしれない。
 ときどきたまったストレスが爆発して、癇癪を起こすこともある。自分が意外と気が短くて、激しやすい性格だということも最近知った。夫が穏和な気性なので、その反動でというのもあるような気がする。
 ※内田樹の文章でこれが一番好きかもしれない。→http://blog.tatsuru.com/2009/06/07_1532.php