開高健特集。
今日の週刊ブックレビューは、「没後20年 まるごと開高健特集」。茅ヶ崎の開高健記念館での収録、ゲストが角田光代、鬼海弘雄、佐野眞一の3人という豪華さ。それぞれがおすすめの開高健本を1冊紹介するという構成。
角田が「輝ける闇」(新潮文庫)、鬼海が「声の狩人」(光文社文庫)、佐野が「人とこの世界」(ちくま文庫)。司会の藤沢周(かなりの開高ファンらしく、一番興奮していた)が「珠玉」(文春文庫)。見事に各社の文庫から1冊ずつ選書されている。
「人とこの世界」は、最近ちくま文庫に入ったらしい。私は古本屋で購入した中公文庫版を持っているが、もともと単行本は河出書房新社から刊行されていたようだ。佐野によると、「文藝」の名編集者・坂本一亀の企画だったとのこと。未読なので、これは読まねば。
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