茶番だ。

 自由民主党の総理候補街頭演説会に行ってみた。渋滞に巻き込まれたらしく、予定時刻より15分遅刻して5人が登場する。この時点で約束が守れる人達だとは思えない。始まる時間のかなり前から、ものすごくたくさんの人が集まっているというのに。石原伸晃小池百合子と聞き、麻生太郎の途中で抜け出してきた(この順番も確信犯的だ。その後石破茂与謝野馨と続く)。正直言って、茶番だ。盛んに民主党小沢一郎が無投票で代表に再選したことを引き合いに出して、「自民党は自由な政党だ」ということをアピールする。くだらない。どうせ麻生太郎が当選するんだろう。そしてすぐに解散、総選挙だ。面白くもなんともない。


 買い物をして帰宅。スーパーは、よっぽど我々にとって切実な生活の場だ。しかし、実際にはああやって決まった総裁の政策が、我々の生活を翻弄しているのだ。それを実感できないこの国は、大統領選挙のお祭り騒ぎに湧くあの国よりも不幸なような気もするが、やっぱりこの国らしい姿のような気もする。


 夕食は焼きそば、ぶりの煮付け、もやしとハムのあえもの。ごはんが美味しい国は、いい国だ。