「夕日と拳銃」。

 「夕日と拳銃」は、伊達政宗の子孫という設定の麟之介を主人公としたフィクションだが、乃木希典が「野木将軍」として登場する。彼が学習院の院長だったことや、殉死したのが13日の金曜日だったことなどは史実のようだ。思ったより読みやすくて(大衆的で)、上下巻だがあっという間に読めそう。