「オールド・テロリスト」読了。

 村上龍著「オールド・テロリスト」(文春文庫)読了。644ページ、なんとか読み終えた・・・。希望を失ったこの国の現状に、風穴を開けたいという作家のメッセージはよく分かった。村上龍のそういうところは好きだけど、もう少し物語として面白いと思えるものがないと、読者はついていけないかも。主人公のセキグチがあまりにも惨めすぎるのかなあ。精神安定剤、飲みすぎ。
 でも読後感は爽快。作者が書きたかったことはよくわかりました。