アイヌ民族博物館に行ってきた。

 昨日は夫が休みだったので、胆振・後志地方をドライブしてきた。高速を白老で降りて、すぐ近くにある仙台藩白老元陣屋跡へ。入場料大人300円。幕末に北海道の警備を担当していた仙台藩が設置した施設跡で、町営の資料館ではその歴史を解説したビデオを見せてくれた。
 続いて、今日の一番の目的地である白老アイヌ民族博物館に向かう。元陣屋跡から車で10分ほどの場所だが、その途中で後ろから来たパトカーに止められる。一時停止義務違反で夫は反則切符を切られた。標識に全く気づかなかったらしく、釈然としない夫。気の毒。
 気を取り直して、アイヌ民族博物館へ。入場料大人750円。ポロト湖という小さな湖のほとりに萱葺きの家が立ち並ぶ、アイヌの集落を再現した施設。アイヌの伝統舞踊や民族楽器「ムックリ」の演奏を見ることができた。解説のおじさんの話がとにかく面白くて楽しかった。「シシャモ」、「トナカイ」、「ラッコ」はアイヌ語から由来していることなどを教えてもらった。
 売店アイヌ文様の刺繍入りトートバッグやコースター、一筆箋などを買う。お腹が空いたので、博物館を出て夫があらかじめ調べてくれた「白老牛の店 いわさき」に行く。白老牛の焼肉セット(1575円)を食べた。焼肉屋ってほとんど記憶にないぐらい普段は行かないのだが、衝撃的な美味しさに驚いた。夫は「今まで食べた牛肉で一番美味しかった」と感動していた。7千円の科料への悔しさも吹き飛ぶような白老牛の美味しさに感謝。

白老牛の店いわさき

食べログ 白老牛の店いわさき

 集めている「道の駅カントリーサインマグネット」を買うため、大滝(伊達市)、京極、中山峠(喜茂別町)の道の駅に寄って帰宅。羊蹄山は雲に隠れて全容は見られなかったが、なかなか楽しいドライブだった。

「越境者 松田優作」読了。

 松田美智子著「越境者 松田優作」(新潮文庫)を読了。久しぶりの読了本。タイトルから期待したような内容ではなかったが、松田優作の元妻である著者の複雑な想いが読み取れる一冊だった。全くの第三者が書いた評伝も読んでみたい気がする。
 優作は著者との間に1女、松田美由紀との間に2男1女がいるらしい。死因は膀胱ガン、享年40歳。

越境者 松田優作 (新潮文庫)

越境者 松田優作 (新潮文庫)